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昨日告知させていただいたCal Night 5th。

Facebookでもたくさんシェア&いいねしていただいたり、ご自身のブログで告知していただいたりして、とってもありがたいです。

バイク関係の方々にも伝わってるようで、今までとまた違った夜が迎えられるんじゃないかと今から楽しみ。

あ、他のイベントでバッティングしていたのがあったみたいで、都合が合わなかった方には申し訳なかったです。一応当らないように調整したつもりだったんですがノーチェックのイベントもあったりしたので次回はもーちょっと綿密に下調べしますね。

 

今日はそのCal Nightともつながるお話。

先日創刊された「Grounded Magazine」という本があります。「リージョンフリー×ジャンルレス モーターカルチャーマガジン」と銘打ったこの本の冒頭には「車高を低く構えたクルマに加えて、各地に点在する「GROUNDED」な人たちへフォーカスし、それらをジャンルレスに紹介することを目的に創刊されました」とあり、実際紙面には国産、アメ車、空冷水冷VW、ミニトラックなど車種・ジャンルを問わずに様々なクルマやオーナーが紹介されていて、やや乱暴ながら簡単に言えば「シャコタンなら何でもアリ」(かなり乱暴だなw)的な感じでしょうか。

最近のこの流れを強く実感してる方、けっこーいらっしゃるんじゃないでしょうか。

スタンス系で言えばFacebookでもそれこそあらゆる車種にその矛先は向いてるのを目の当たりにしているし、対象はUSDMの範疇には収まらないほど拡大していて、Grounded Magazineより先行して創刊されたStance Magazineでもスタンスという括りではあるにしても車種は千差万別。#02で紹介されていたVWとロードスターに乗る新潟のオーナーは前回のCal Nightにも来てくれて何度か話もしてますが、これまで私が持っていたVWオーナーの概念と根本的に違う新しい世代が身近で表れてきたんだなというのを実感させてくれました。

正にボーダーレス時代。

もちろん何でもアリが最高!ということでもありません。VWなら専門誌がいくつも創刊されているし、VWオンリーのイベントもたくさんある。VWオンリーのドラッグレースイベントが成立するなんてのもVW以外ではあまり考えられない(アメ車という大きな括りならあるけれど)。そういう面でVWオーナーはすごく恵まれているし、同じ車種を愛する人たちと交流できるのは何事にも代えがたい大切なもの。

ただ、その大枠の中だけで楽しむ一方で、その外に目を向けて、触れてみるのも否定するものじゃないと思うんですよね。

スタンスではシェイブドベイやワイヤータックでエンジンルームをシンプルに見せるカスタマイズがかなり浸透してきてますが、Cal Look VWではもう何十年も前からやってるポピュラーなカスタマイズ。しかし、昔からの既成概念にとらわれない若い世代のスタンス的視点で空冷VWのエンジンルームを見るとまだまだやれるアイディアが出てくる。逆にまるでエンジンブロックが乗っかってるだけのように極限までシンプル化されたスタンスのエンジンルームは高を括って上から目線で見ていた自分が恥ずかしくなるほどのクオリティで、エンジンルーム一つでもこれだけ刺激があるんだから、ホイールチョイスや車高のセットアップ、カラーリングやインテリア、果ては二輪から四輪のヒントもらったり、大枠の中にいただけでは得られなかった刺激がいっぱい!

何でもかんでもアリじゃ収集つかないけど、あれはダメこれもダメなんていう狭い視点でいるのももったいない。楽しいことやステキなアイディアはみんなで共有しようよ。

私の中でのCal Nightのテーマがそれです。

一応、来ていただきたい車種としてはCal Look的なカスタマイズとかドラッグレース指向とか、そういうベースはあるんですけど、あんまり細かい括りは設けたくない。来てみたらちょっと違うかな?と思う人がいてもそれはそれでいい。今は乗ってない・これから乗りたいって人でも興味があるならそれもOK。Cal Nightで繋がって、そこから別の展開があってそっちの方が盛り上がったって全然OK。車種やジャンルの壁を越えて、人と人が繋がるきっかけが一つでもできたら、それだけでCal Nightは大成功です。

新潟のVWシーンで言えば少なからず対立や確執があったりもするんですが、どこのクラブにも所属せず、どこのショップの後ろ盾もないフリーな立場の自分だからこそできる何かをこれからも考えていきたいですね。

 

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