Wheel Choice

ボディサイドのウッドはもーちょいナチュラルな色合いの方が個人的には好みなんだけど、明るいボディカラーとのコントラストとイマドキな感じのラージリムがゴキゲンなビーチクルーザーのようでGood。

 

このホイールはアクが強すぎて前からあまり好きではなく今も好きじゃないんだけど、一見どーってことない地味なSQBに履かせたらあら不思議。意外とマッチしてホイール単体で見てた時とずいぶん印象変わりました。ホイールチョイス一つでグッと良くなる好例じゃないでしょうか。

 

HCSにエントリーしていたDERRINGER氏の角テール。PCDをChevyピッチに変更してセットアップしたRADIR Tri Ribbはアメ車では定番のホイールでもVWでは装着例が少なく、流麗なカルマンのボディラインとシックなボディカラーが相まってRODDER的な雰囲気でGood。個人的にはメディアでのこの角テールの扱いが小さいことがやや不満です。

 

こちらもHCSにエントリーしていた言わずと知れた有名車。前の状態でも充分Coolだったのに、ショーに合わせてホイールをRocket Racing WheelsのLauncherにチェンジ。しかもメタリックのオレンジにペイントするという賭けとも思われる技も繰り出して、HCSエントリーにかけるパワーを感じます。

 

と、ホイールチョイスに個性のあるVWを何台かピックアップしてみたわけですが・・・・・

 

イベント直後にネットで見てた時も感じたんだけど、VWs PARADISE、Street VWsと立て続けにHCSのレポートを見てあらためて思ったのは

ポルシェアロイ多過ぎ！

ということ。

ポルシェアロイは私自身も履いていたし、今でも好きなホイールの一つ。ホイールを変えた今でもCal Look VWにおいてポルシェアロイは王道であり、鉄板であり、Kingだと思ってます。

が、こうも右も左もポルシェアロイじゃまるでCal Look純正ホイール状態じゃーんと思うわけですよ。

ましてエントリーしてるのはHCS。世界からも注目されるカスタムカーショーです。

エントリー車個々で見ればどれもハイクオリティなのに、ホイールチョイスで没個性化しちゃってるのはひじょーにもったいないなー、と。このショーに来てるのはVWに詳しい人ばかりではないしね。

ホイールの選択肢が少ない空冷VWにおいて、他車と差別化を図るのは難しい。でもポルシェアロイを履くことはすなわちPCD変更が必ず伴うわけで、それ用のパーツがリリースされている点で敷居は低いとは言っても純正ピッチのままに比べればそれなりの敷居は跨ぐわけなんだから、ここは王道ではない差別化を図るチョイスをしてもさしてハードル的には変わらないでしょう。だったらもっと思い切った選択をしてみてもいいんじゃない？（実際やってみた者としては、オフセットで有利なポルシェアロイほどハードル低くないってのも知ってるんだけどね）

純正ピッチのままだって、2番目の写真のSQBみたいにキワモノ(笑)ホイールのチョイスで差別化できるわけだしさ。

 

で、こーゆーコト書くとまた誰かを否定してるとか言われるのかもしれないけど違うんですよ。トラディショナルなスタイルも全然アリだし、それを突き詰めていく姿勢は評価してます。

ただ、Cal Lookにはまだ伸び代があるでしょーってこと。

せっかくMOONEYESがAIR COOLED IN ACTIONという空冷VWカスタムのための最高のステージを用意してくれたのだから、吉と出るか凶と出るかはともかくとして、それに応えるべく自由な発想で新しいチャレンジがあってもいいんじゃないかなーと。

ホイールに限らず、HCSでアワード獲ったVWたちにはどこかそういうエッセンスが漂っていたように感じます。

 

と、そんなところにK&Aさんが思わずやられた～と脱毛する技を披露。

 

まさかのCenterlineブラックアウト。

ポリッシュorヘアラインが基本のCenterlineをブラックアウトという発想、私にはありませんでした。

実際にはマジ塗装ではなく後から落とせる特殊な塗料を使ってるようで、一時のお遊びなのかもしれませんが、賛否分かれそうなカスタムを実行しちゃうバイタリティと自由な発想にはあっぱれと言わずにいられません。

 

そう、カスタムは自由！

 

空冷VWフリークの新しい発想に今後も期待です！！