これまでにも木箱や碁盤削り出しベッドなど作ってきましたが、今度はもう少しコンパクトでシンプルな箱が欲しいなということで、またもや木箱を作ります。
前回の木箱は構造が結構複雑だったので材料も多く使いましたが、今回は箱を載せるベースのキャリアは大きいスーパーカブ用ではなくベッドに使っていたリトルカブ用にしてサイズをコンパクトに、ホームセンターにある部材の規格サイズ内で作れる板取りに調整しながら全体の寸法を決めます。これなら1800×120mmの1枚だけで作れるので制作費も激安です(笑)
リトルカブ用キャリアはベッドを載せる際にシート側の立ち上がりをカットしてあるので箱は逃げを作る必要もなくそのまま流用可能。底板はキャリア本体が隠れるように20mm上げ底にして、水抜きを兼ねて中央に10mmのスキマを設けました。
120mmはヒノキがなかったので今回は杉を使用。板厚は12mmです。
部材が少ないのでノコギリで切ってもさほどの手間ではありませんが、板を買ったその場でカットしてもらえるし断面もキレイなのでカットサービスでお願いしました。
まずは四方を木工ボンドで仮組み。もう二度と使う機会ないんじゃないかと思ってた木工ガイドが再び役に立ちました。
底板も仮組みしたら全体に釘を打って固定し、四隅は金具で補強します。
仮載せしたらシート側は少しボディに干渉したので逃げを設けます。
ウインカーはベッドの時に使っていたのを底板に取り付けます。できるだけ配線が露出しないように&ウインカー本体が飛び出さないように、アルミ板で斜めになるステーを作りました。
そしてキャリアと箱をドッキング。最初はタッピングビスでもいいかなと思いましたが、板厚が12mmしかないので念のため低頭ボルト留めにしました。
黒くペイントしたステーとウインカーを取り付けたらあとはカブにセットするだけ。
とりあえず載りました。
ウインカーは視認性はいいんですが、なんだか取って付けた感が強すぎてどうにもしっくりこないので別のものに変えます。
ステーとなる部分がなく、非常にコンパクトなLEDウインカー。ダメモトで買ってみましたが意外と明るさ充分なのでコレを使います。
試しにベッドの時の位置に付けてみたらスペース的にはピッタリでしたが箱で隠れてしまって後ろからはまったく見えず、この位置はボツ。キャリアの後ろ側のステー部分でも試してみましたが、そこでもやはり見えず、箱の後ろで、ある程度飛び出させないと見えないですね。
ということで、位置的には最初とほぼ変わらず、ステーをZ型に再加工して装着です。シルバーだったナットとワッシャーも黒くペイントしました。
これなら視認性は問題なし。ウインカーの飛び出しも最小限なので覗き込まないとほぼ見えません。
木箱のサイズは実用度はともかく、大きすぎずでちょうどいいくらいでしょうか。
ウインカーはまた何か別の方法を思いついたら変えるかもしれません。
あとは箱本体の仕上げをどうするか。
冬の間にもう少し考えてみます。