恐怖の縦溝

クルマやバイクで道路を走っていて、特に山間部やカーブの続く道なんかでよく道路に縦の溝が彫ってあるところがあるじゃないですか。

 

グルービング工法(画像はwikipediaより)

 

これ、 グルービング工法と言って、ハイドロプレーニング現象や凍結を予防するために施工されてるんだそうです。

先日のツーリングの際も何度もコレに遭遇しました。

 

でねぇ、クルマだとあんまり違和感を感じないと思うんですけど、バイクで走るとこれが結構怖いのです。

どう怖いのかってのは言葉で説明するのはなかなか難しいですね。特にスピードを出していなくてもそれまでの普通のアスファルトから挙動が急に変わって、しかも大抵の場合コーナーだったりするので、人によってはパニクって転倒するケースもあるそうです。

バイク(というかタイヤかな?)によってもかなり違って、前に乗ってた250TRのブロックタイヤだとこの挙動の変化がすごくてですねぇ、直線ですら怖かったりするんですよ。

知ってる道なら「あ、そろそろアレがあるな」って身構えられても、初めての道では予告ナシでいきなりですからね。下りのタイトコーナーでいきなりコレが来たらライダーに死ねって言ってるようなもんです。

 

このグルービング工法、考えた人も施工を決めてる行政もバイクに乗ったこともなくてライダーのことなんてこれっぽっちも考えてない連中だよね、きっと。導入の時にバイクでの検証とかしなかったの?

タイヤの細い自転車だともっと怖いんじゃないかなぁ。

できればこのグルービング工法は廃止にしていただきたいし、それがムリでもせめて事前の予告標識くらいは義務付けてほしいもの。

コレが原因で死亡事故でも起きようものなら裁判沙汰ですよ?

 

安全のために危険を生んでるようでは意味ないと思いまーす。