ホンダNSX生産終了

NSX

ホンダのフラッグシップでもあるNSXが来年2022年12月で生産終了になると発表がありました。

アルミボディの初代NSXも未だに人気がありプレミア価格になってるのはご存知の通り。ホンダらしさが詰まっていた初代に比べると2代目はややオーソドックスになったかなぁと個人的には思ったものですが、それでもかつてのスポーツカーイメージの強かった頃のホンダを彷彿させる貴重なモデルだっただけに、生産終了のニュースはとても残念です。S660も生産終了の発表があったばかりですし。

生産終了の背景にあるのは今後はEVとFCVにしていくというホンダの世界戦略。私は環境とスポーツカーの両立って不可能じゃないと思ってるし、きっとそれはホンダも同じだと思うんだけど、現行のNSXのままEV化というのはきっと不本意なんでしょう。企業としての体力とか方向性とか自動車を取り巻く世界の環境とかでこの先はどうなるか見通せない部分があるにせよ、ホンダがつまらないEVばかりを量産するようなメーカーに落ちぶれることがないように祈ってるし、ホンダはホンダらしさを貫かなきゃ逆に未来はないように思ってます。

自動車趣味の面ではむしろ今はトヨタの方が期待値高めですかねぇ。先日も水素エンジンで耐久レース走ってみたり、環境問題に取り組みながらも「クルマが好き」という気持ちを忘れないという強い信念を感じます。

かつてはトヨタがつまらないクルマの代名詞で、ホンダはエンジン屋の代名詞、みたいな時代もあったんですけどね。

エンジン屋であったホンダがNSXに終止符を打ち、EV・FCVに向かっていくこの先、どんなクルマを作っていくのか。期待したいですね。

できれば若い世代もリーズナブルに手に入れられる入門スポーツカーを復活させてほしいなぁ。