マウント

Ninja

前にTwitterで上忍・中忍・下忍というワードを見ることがありました。

忍というのはカワサキのNinjaのことで、おっきいのを上忍、400ccクラスを中忍、250cc以下を下忍と呼ぶんだそうです。

で、これに対して下忍乗りの方々が上から排気量マウントされるのが不快だというツイートが度々流れてきてたんですね。

これはNinjaに限らず、バイク乗ってりゃイヤでも遭遇することですよね。

車種限らず排気量がデカい方がエラいと思ってる人は今でも多いし、実際私自身も若い頃はバイク乗るならやっぱりビッグバイク!と思ってた時期もあったし、スポーツスターにしたって前は1200にしたのも1200と883があるならデカい方がいいじゃんって思ってたからだし、883乗ってからマウントされたことは私自身はないけど、1200乗りの人が883マウントするのはよく聞くし、ビッグツイン乗りの人がスポーツスターマウントするのも昔からよくある話。

でもねぇ、今はそんなのどうでもよくなっちゃいましたよね。

おっきいのも小さいのも乗って、今現在も883とクロスカブとカブの3台持ち状態で、それぞれに一長一短があって、どっちが優れてるとかってなくて、それぞれに違う楽しさがある。

乗り手の好みに合って、あるいは懐具合を勘案して、乗ってる本人が満足して楽しんでりゃ何ccでもいいじゃないですか。

まぁ、バイク乗りってのは自己顕示欲が強い傾向があるのは否定しないので、アイツよりデカいバイク、アイツより速いバイク、アイツより高いバイクって気持ちもよくわかりますよ。私らの世代は教習所で限定解除できなかった時代ですから大型乗ってるのはステイタスだったし、10代で限定解除してGPz900R買ったのも自己顕示欲の最たるところでしょうしね。

でも色々乗ってみてデカくて速いバイクが必ずしも自分に合ってたわけでもなかったし、遅いなりにも楽しいバイクにも出会えたし、年齢に伴う気持ちの変化とか懐事情とか家庭環境なんかによってもまた変わってくるのかもしれないけど、その時乗ってるバイクが楽しきゃそれでいいって思ってます。

むしろ、そうやって排気量マウントしてくるのって「小さいヤツ」って思っちゃうんですけどね。

せめてマウントするのは胸の奥で思ってるだけにして、口に出したりSNSに書き込んだりするのはやめましょうよ。

 

でも、元GPz900R乗りとしてはGPz900RこそNinjaであって、それ以外は「外忍」って気持ちも少々ありますけど(笑)

いや、コレはマウントじゃないですからね・・・・。